京都府立東稜高等学校キャリアコース・ライフマネジメントクラスに在籍する2年生37名を対象に、災害ボランティア講座を実施しました。
京都府立東稜高等学校マネジメントクラスは、「環境」「公共」「防災」をテーマに、将来地域社会で活躍を目指す学生を育成されます。
今回の講座をとおして、マネジメント力・リーダー力・クリエイト力の3つの力の育成をするべく開催されました。
講座は前半と後半に分けて行い、前半は、令和6年1月1日に発生した能登半島地震による現地の被害状況、京都市災害ボランティアセンターの概要やこれまでの活動、災害ボランティアの様々な活動内容についてお話をさせていただきました。

【生徒の声】
- 実際の写真などを使っていたので、当時の状況が分かりやすかったです。話してくださる方の気持ちが乗ってて良かった。
- ボランティアをするにあたって気持ちが大事で人を思う事が大事ということがとてもよかった
後半は、5~6人のグループに分かれて、災害対応ゲーム「クロースロード~市民編~」を使ったワークショップを行いました。
このゲームは災害を自分事ととらえ、様々な意見や価値観を参加者同士で共有し、他者との理解を深めることを目的としたカードゲームになります。併せて、災害時の対応は正解がなく、その時の自身の状況、周りの状況によって判断が異なることを体験することができます。
生徒の皆さんは、自分の考えをグループ内で伝え合い、自分とは異なる周囲の意見にも耳を傾けていました。「え?でも、その場合はこうじゃないの?」など意見が飛び交い、にぎやかなワークとなりました。

【生徒の声】
- 色々な人の意見や考えを知ることができたし、実際どうしたらいいのかという正解はないけど、しっかり考えることができた。
- 他の人の意見を聞いて、自分とは違う視点だったりおもしろかった。
- 災害の時の状態で、その時、自分ならどう行動するのか考えて言うのが楽しかった。
皆さん、講義・ワークショップともに熱心に参加されていました。今回の講座を通して、私たちの活動が皆さんの視野を広げるきっかけの一つになれば幸いです。 京都市災害ボランティアセンターでは、平時にはこのような啓発活動にも取組んでいますので、ぜひご相談ください。