11月30日(土)、特定非営利活動法人災害救援レスキューアシストの中島代表理事、川島様を講師にお招きし、京都市災害ボランティアセンター運営サポーター養成講座を開催しました。
本講座には、運営サポーター、そして災害ボランティア活動に関心のある皆さまがご参加くださいました。
午前中の講義では、
▷家屋の被害状況を写真や動画で記録を残すことの大切さ
▷家屋への適切な対応を知ることで家の痛みを最小限に抑えることができること
▷災害ボランティアセンタースタッフが被害を受けた家屋を確認する際の「チェックリスト」、そしてそのポイント
などについて学びました。
そして、午後の演習・実技体験では、
▷活動で使用するバールやハンマーなど様々な工具や道具の種類・用途
▷工具・道具を使用する際の注意点やアドバイスを学び、
▷床下・壁の模型を用い、床板を剥がす方法や、床板を支える根太や壁を汚れから守るための養生の方法を、実際に工具を使って体験しました。
受講生からは、
○講師の被災者・被災地に対する考え方に共感できた。
○講師の方々の経験が深く、実践的な知識から得られる内容に満足した。
○今まで知らなかった知識をしっかりと学ぶことができた。
などと感想をいただいています。
講師のお二人をはじめとした災害救援レスキューアシストの皆さまは、今年の元旦に発生した能登半島地震の被災地である石川県珠洲市にて、1月3日から現在に至るまで継続して支援活動に取り組まれています。
今回は、被災地での支援活動と並行して、本センターの依頼にお応えくださり開催が実現しました。
講師をお引き受けくださったことに感謝申し上げます。
市民の皆様と共に今回の学びを蓄積し、いつ起こるかわからない災害に対して「備え」の取組を続けてまいります。
~運営サポーター制度とは~
京都市災害ボランティアセンターでは、本センターが主催する各講座を受講された方を対象に、「運営サポーター制度(登録制)」を運用しています。
この「運営サポーター制度」は、普段から災害ボランティアに関する知識等の向上を目指すとともに、京都市内で災害が発生した際には、京都市災害ボランティアセンターの運営者として私たち職員と一緒に活動いただくことを目的としています。
関心のある方は、一度お問い合わせください。