京都府立東稜高等学校マネジメントクラスに在籍する2年生39名を対象に、災害ボランティア講座を実施しました。
京都府立東稜高等学校マネジメントクラスは、「環境」「公共」「防災」をテーマに、将来地域社会で活躍を目指す学生を育成され、マネジメント力・リーダー力・クリエイト力の3つの力の育成をめざした特色科目のクラスです。
講座では、令和6年1月1日に発生した能登半島地震による現地の被害状況、京都市災害ボランティアセンターの概要やこれまでの活動、災害ボランティアの様々な活動内容についてお話をさせていただきました。
【生徒の声】
・自分達が身近にボランティアに参加できる場所として、意識と知識を持ってボランティアに参加したいような講義だった。
・写真や動画を使っての説明で分かりやすかった。体験談を聞いて災害の怖さを実感し、いっそうボランティア活動に参加したいと思った。
次に、災害対応カードゲームの『クロスロード』に取り組みました。
このゲームは災害を自分事ととらえ、様々な意見や価値観を参加者同士で共有し、他者との理解を深めることを目的としています。併せて、災害時の対応は正解がなく、その時の自身の状況、周りの状況によって判断が異なることを体験することができます。
皆さんは始めから積極的に進めていき、自分の考えをグループ内で伝え合い、自分とは異なる周囲の意見にも耳を傾けておられました。
【生徒の声】
・他の意見を聞いて色々な考え方ができた。また実際にはすぐに考えないといけないと思った。
・人によって意見がバラバラで自分には気づけなかった点や新しい意見が聞けた。
・設問において正解がないため、何が最善で、選択に悔いが残ることはないのかと思った。
皆さん、講義・ワークショップともに熱心に参加されました。今回の授業で災害やボランティアに対する関心が高まった学生もおられ、私たちの活動が皆さんの視野を広げるきっかけの一つになれば幸いです。 京都市災害ボランティアセンターでは平時にはこのような啓発活動にも取組んでいます。ぜひご相談ください。