令和2年12月20日(日)、「令和2年度災害ボランティア入門講座」を開催しました。会場のメルパルク京都には29名、ZOOM視聴によるオンライン会場には27名の方が参加されました。
“特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク”理事長 李 仁鉄さんを講師にお招きし、新型コロナウイルス感染症が日本全国で拡がっている中、令和2年7月豪雨災害の被災地である熊本県で県社会福祉協議会と連携した災害ボランティアネットワークの活動支援や災害ボランティアセンターの運営・支援内容などのお話がありました。
【講義内容】※一部抜粋
・災害が発生したとき、私たちの暮らす街はどのような状況になるのか
・その中で被災した方はどんな困りごとを抱えるのか
・自宅・避難所・車などいろんな場面の避難生活の様子
・被災した方の困りごとが発生したときに私たちはどんなことが協力できるのか
・いろいろな支援の方法があるが、その中の一つ、災害ボランティアセンターの運営・支援について
【演習内容】
テーマ:「初めてのコンタクト~ちらしを持って地域に出よう~」
内 容:
災害が発生したとき、被災した地域の皆さんに「災害ボランティアセンターではこんなことがお手伝いできます」とお知らせするちらしをグループごとに作成する。
ポイント:
被災された方の立場で、どのような書き方・表現であればわかりやすいのかを考えながら作成する。
キーワード:「被災者中心」「地元主体」「協働」
参加者の気づき ※一部抜粋
・文字だけでなく、柔らかいイラストを入れてはどうか。
・地域にはいろいろな方が住んでいるから、ちらしも多言語に対応したものが必要。
・怪しい団体と思われないため、行政が公認していることを明記してはどうか。
最後に、日本赤十字社が作成された「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」を紹介されました。
この資料では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「今私たちができること」を知ることができます。ぜひ一度ご覧ください。
◆日本赤十字作成◆
「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」
参加者の声(会場・ZOOM視聴)※一部抜粋
・作業ボランティアのイメージばかりでなく、自分(非力)にもできることがあるということ、行政にすべてを求めるよりも役割分担をするほうがみんなの為になることを学びました。
・講義中仰っていた通り、ボランティア=復旧作業というイメージでした。今回参加させて頂き、ボランティアを理解し、自分の暮らすコミュニティ内でその存在を伝えていく事で、自分の身近なところからボランティアに参加出来る事がわかりました。小さな事から取り掛かっていこうと思いました。
・“誰が どこで 何に困っているのか”“目に見えない困りごと”など改めて重要性を認識しました。
・ボランティア=作業(力仕事)の割合が多いと思っていたが、自分に出来ることでの支援があると知ることができました。また「必要な人に必要な分だけ」、官民の役割分担の話は目から鱗でした。
※会場では、参加者の皆さまに手指の消毒、体温測定、健康状態申告書提出の感染予防対策を取り、会場内は終日換気をし、開催しました。